カーネギーメロン大学博士の
苫米地先生の本です。
苫米地先生は、オーム信者の洗脳を解くのを
依頼?されたことでも知られている、
認知科学者です。
一瞬で自分を変える!ってどんなんだろう?
と思って読んだのですが、
これはビジネス本ではなく、武術の本でした(^^)
私は、漫画の修羅の門が大好きで、
古武術に興味があるので大変面白かったです。
自分の無意識に興味がある方には、
少し物足りないかも。
武術と格闘技との違いについて、
大変よく分かりました。
武術は、命のやり取りの中から生まれたもの
なので、ルールのある格闘技とは
違うんですねぇ。
武術では、人の無意識を巧みに
利用して勝利するようです。
確かに、300年近く暇に任せて、
優秀な人が、人を倒すことを考えていたら
すごい技ができるよなぁ〜(╹◡╹)
現代は科学的な基礎知識があるから
昔の人より凄い気がしてしまいますが、
頭自体の良さなんていうのは、
いつの時代も変わらないはずです。
江戸時代の人が、何に興味を持っていたのか?
武士だと、
君主を守るために人を倒すことかな。
そうなってくると、人体やら、無意識やら、
認知やら、そういうものを
今の科学よりもある意味、詳しいのはわかる気がします。
(理論ではなくて)
惜しいのが、そういったものは、
すべて秘密にされていたということです。
知られることは死を意味するから... -_-b
現代の日本に、まだ武術が伝承されていて、
この本にでてくる、
沖縄拳法空手の6代目師範の、山城美智さん
のように、色々語ってくれる方は少ないみたい
ですね。
しかも、この方の門下生で、
総合格闘技団体UFCの菊野克紀さんという方を
初めて知りましたが、かなり強い方みたいですね^ ^
ちなみに苫米地先生も武家の出身だそうで(^_^)
なんか凄いですね^ ^
この本は、
武術についてあれこれ書かれています。
本当に面白い。
まぁ、自分の無意識を
書き換えるみたいなことは、
チラッと書かれているだけなので、
武術に興味がない方は、面白くないかもしれません。
でも、この本のおかげで、
無意識を意識にあげることの大切さがわかりました。
どうも私は、意識を中心に生き過ぎていました。
一時期は、人間とは意識がすべて、なんて
思ってたこともありました(^_^)a
(10代の頃ですが)
最近でも、無意識の大切さが知識としてはわかっていたのですが、
それを大切と思えているかどうかというのは
怪しかったと思います。
少なくとも、この本を読んで、
無意識を大切にしようという思いがでてきました。
無意識で動くことを意識するというか。
無意識を育てることは大切なんだなぁと
思います。
武術が好きで、無意識に興味がある方は、
私のように、
この本から得られるものはあると思います。
これからはもっと苫米地先生の本を読むことにします。